もう、ぎりぎりと痛くなることはなくなりましたが、なあんにもたべれぇなぁい~(。ヘ°)
パン粥とか、ただの食パンとか食べてます。あとはコーンスープが良いみたい。
拍手でも、え?と思うぐらい
お言葉をいただいてしまい、驚いていますが、ありがとうございました<(_ _)>
連載はまた来週に。原の仕事が忙しくて、イラストがなかなか落ち着いて描けないようです。でももらいます(笑)
……てなわけで
つづきからは、ぷちSS
たぶん、久須美の腹事情(笑)……なホワイトデー的なお話。

ホワイトデー
う~ん、う~んと唸っている弁慶に、ヒノエはテレビを消してため息を吐く。
「そんなに痛いの?」
なに? 腹?
「……僕が痛くて唸っているというのに」
君は全然優しくない……
恨めしい声でぼそりと告げる声に、「自業自得だろ」と応えでもしたら、しばらくは口をきいてくれないに違いない。
「こんなこたつで横になってないで、ベッド行きなよ」
「いやです、……うごきたくない……」
段々と小さくなる声。
どうしたかと思って覗いてみれば、身体を横に倒し、下腹を辺りを両手で押さえて背中を丸め、きゅう、と眉根を寄せている。
「しょうがないね」と息を吐いて、その寒そうな背中を抱いてやった。
「ここが痛いの?」と、きゅうと抑えている掌を包んでやれば、こくこくと頷く。
そのまましばらく暖めるようにさすってやれば少しは痛さが緩和するのか、徐々に身体から力を抜いていくのがわかる。
「ばかだね」
こんなになるまで、アイスなんか食わなきゃ良かったのに。
「……君が買って来たんでしょう」
ホワイトデーだからとか、云って。
「今日はあったかいからさ。それにまさか二つも食うなんて思わなかった」
くすくす笑って腹を撫でる。珍しく、ぴくぴくと動いていておもしろいと思った。
「明日からは無理して食わないこと。こんな苦しんでるあんたなんて、見たくないよ?」
「……だって、……おいしかったし……」
夏の頃なんて、あれだけ食べても平気だったのに、どうしてなんでしょう……
ふう、とやや熱っぽい吐息を吐いた弁慶の頬を撫でて、額に手を開いた。
少し……、熱っぽい。
「しょうがないねえ」
近くにあるクッションを三つほどたぐり寄せて自分の背中や頭の下に入れ、弁慶にはブランケットを掛けてやる。
ふわふわもこもこのブランケットは、弁慶の最近のお気に入りだ。昨日、洗って干したばかりだから、とても良い香りのはず。
「少し、ねむろっか」
「……はい」
声はもう、夢の入り口に入っているのかとても小さい。
腕枕をさせて髪を掻き上げて、背後から額へとキスをする。
寄せられていた眉根が消え、口元もわずかに笑みが宿る。
夜は弁慶の好きなグラタンでもと思っていたのだが、これは止したようが良さそうだ。
粥だなんて云ったらすねるだろうから、リゾットだとか云って。
まだ外は明るいけれど、一眠りしてしまえば、暗くなってしまうに違いない。
「……あんたとは、こんな一日が多いね」
本来はアウトドア派であるはずなのに、インドア派な愛しい人に引き摺られて変わってしまったのか。
「まいったね」
くすくすと笑う。
そうすれば、少し夢への入り口を邪魔されるのか、わずかに寄せられる眉に、だめだめ、とキスで触れた。
お腹に掌で温もりを与え、時折、ゆっくりとさする。
ふう、と時折満足そうに、吐く吐息。顔色も先程よりは良くなったように感じる。
手当てとは良く云ったものだと、ヒノエも思いながら目を閉じた。